8/4 I love.

（MP3プレイヤーで何か聞いている）

7/5 さよならを教えて（5/5）

Tu fui, ego eris.

7/5 さよならを教えて（4/5）

合わせ鏡は

いつか割れる

7/5 さよならを教えて（3/5）

それは事実。

目を逸らしてきた
ひとつの事実。

7/5 さよならを教えて（2/5）

「…ぬい。ただいま。」


控えめに、長らく触れていなかった扉を叩く。

返事は無い。

7/5 さよならを教えて（1/5）

半年ぶりに降り立った神戸の駅は、アスファルト独特の熱気に包まれていた。

3/30 狂鬼戦争 その後（3/3）

（いつの間にかカウンターに突っ伏して）


…。


…ん…。



（見覚えのある上着と、毛布が肩にかかっているのを見て）



「あ、寝てもうた…。」

3/30 狂鬼戦争 その後（2/3）

（生欠伸を噛み殺しながら）

何か、言わないといけない気がして。

3/30 狂鬼戦争 その後（1/3）

（カフェに戻り、寝入ってしまうまでの出来事）


…。


…。


嗚呼、そうだ。
まだ残ってた、することが。


（冷めた珈琲を一息に飲み干し、ぐっと表情を引き締めて）

3/30 狂鬼戦争（5/5）

最後まで、背中を合わせて。

一人じゃないと感じられるものが、
胸元に、左手に、そして背中に。