(株)トミーウォーカー運営PBW「シルバーレイン」のどこかでうろうろしている高校生 浦雪坤 の色々。
+ + + + + + + + + +
宇気比に呼び止められた。
「何だ?」
(…カフェで何かあったっけか…。味噌ダレの作り方ならもう教えたし)
こいつはいつも機嫌がよさそうで、羨ましいと思う。
今日も例に漏れず、何か好い事があったかのように、楽しげに話しかけてきた。
「この前はブレスありがとうな!
初めてだわ、ホワイトデーに何か貰ったんて。」
…ん。
「まあ…ホワイトデーだからな。普通ならお前はあげるほうだろう。」
面と向かって感謝を伝えられると、少し困る。
どんな顔をしていいか、まだよく思い出せない。
今の私はどんな顔をしているだろう。
宇気比に聞きたいけれど聞けるはずもなく。
「これ、お返し。
何がええかなーって迷ってたんだけど、これどうかなって思って。」
構う素振りもなく、
はいっと小さな紙包みを渡された。
は?
お返し?
「…え?」
(紙包みを開けた。しゃらりと音を立てる銀の鎖)
「え、あ、 ………わ…。」
ネックレス。
細い鎖に、小さな花を彫り込んだプレートがついている。
女郎花の花だ…
ネックレスに目が釘付けになった。
正確には…宇気比と目を合わせられなくなった。
いや目を合わせんのは元々やけどちょっと待てこれは何だ何故だあかん世界史のノート机に入れっぱなしそもそも勝手にあげたものにお返しって何考えとんのうわちょっとそういえばガスの元栓閉めたっけか(ぐるぐる)
さっきよりも明らかにおかしな表情になってるはずだった。
何か言うべきだと思って口を開け閉めしているけれど、肝心の言葉が見つからない。
深呼吸をひとつして、先ずはありがとうを言おうとしたその時
「あぁ、そうだ。
いつも浦雪標準語だで、方言新鮮でええね」
沈黙を破ってくれたのは有難かった、が…
「え、方言…
うわ、恥ずかし……!」
自然と手に口が行く。
顔が赤くなるのがはっきりと分かった。
いやだから確かに神戸弁は隠しとうけど何いうかちょっと待て本当にてんぱっとるわ私もう帰りたいいやいやいやお礼まだ言っとらんし阿呆かと
無理やり、もう一度深呼吸をする。
ゆっくり吸ってゆっくり吐く。顔の赤いのは治まってないだろうが、幾分平静を取り戻した。
「…や、あの、うん。
大事に、する。…ありがとう。
また誘うな、米沢。」
…。
「…じゃ!」
紙袋に、出来るだけ丁寧にネックレスを仕舞い直し。
結局最後まで目を合わせることが出来ないまま、宇気比に背を向けて小走りに帰っていった。
やっぱり最後まで楽しそうだった宇気比が最後にかけてくれた言葉は、よく聞こえなかった。
==
PL:
長い。長いよ!
お手紙色々織り交ぜて書いてたら楽しくなってしまいましたすみませn(卒倒
宇気比くんのPLさんどうもありがとうございました!
「何だ?」
(…カフェで何かあったっけか…。味噌ダレの作り方ならもう教えたし)
こいつはいつも機嫌がよさそうで、羨ましいと思う。
今日も例に漏れず、何か好い事があったかのように、楽しげに話しかけてきた。
「この前はブレスありがとうな!
初めてだわ、ホワイトデーに何か貰ったんて。」
…ん。
「まあ…ホワイトデーだからな。普通ならお前はあげるほうだろう。」
面と向かって感謝を伝えられると、少し困る。
どんな顔をしていいか、まだよく思い出せない。
今の私はどんな顔をしているだろう。
宇気比に聞きたいけれど聞けるはずもなく。
「これ、お返し。
何がええかなーって迷ってたんだけど、これどうかなって思って。」
構う素振りもなく、
はいっと小さな紙包みを渡された。
は?
お返し?
「…え?」
(紙包みを開けた。しゃらりと音を立てる銀の鎖)
「え、あ、 ………わ…。」
ネックレス。
細い鎖に、小さな花を彫り込んだプレートがついている。
女郎花の花だ…
ネックレスに目が釘付けになった。
正確には…宇気比と目を合わせられなくなった。
いや目を合わせんのは元々やけどちょっと待てこれは何だ何故だあかん世界史のノート机に入れっぱなしそもそも勝手にあげたものにお返しって何考えとんのうわちょっとそういえばガスの元栓閉めたっけか(ぐるぐる)
さっきよりも明らかにおかしな表情になってるはずだった。
何か言うべきだと思って口を開け閉めしているけれど、肝心の言葉が見つからない。
深呼吸をひとつして、先ずはありがとうを言おうとしたその時
「あぁ、そうだ。
いつも浦雪標準語だで、方言新鮮でええね」
沈黙を破ってくれたのは有難かった、が…
「え、方言…
うわ、恥ずかし……!」
自然と手に口が行く。
顔が赤くなるのがはっきりと分かった。
いやだから確かに神戸弁は隠しとうけど何いうかちょっと待て本当にてんぱっとるわ私もう帰りたいいやいやいやお礼まだ言っとらんし阿呆かと
無理やり、もう一度深呼吸をする。
ゆっくり吸ってゆっくり吐く。顔の赤いのは治まってないだろうが、幾分平静を取り戻した。
「…や、あの、うん。
大事に、する。…ありがとう。
また誘うな、米沢。」
…。
「…じゃ!」
紙袋に、出来るだけ丁寧にネックレスを仕舞い直し。
結局最後まで目を合わせることが出来ないまま、宇気比に背を向けて小走りに帰っていった。
やっぱり最後まで楽しそうだった宇気比が最後にかけてくれた言葉は、よく聞こえなかった。
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PL:
長い。長いよ!
お手紙色々織り交ぜて書いてたら楽しくなってしまいましたすみませn(卒倒
宇気比くんのPLさんどうもありがとうございました!
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プロフィール
HN:
坤
性別:
非公開
自己紹介:
■浦雪 坤(うらぶき こん)
1991年9月27日生 16歳
ゾンビハンター×月のエアライダー
高校1年9組
==
earthbound
━━ a. 地球に向かっている; 地表を離れられない[に限られた]; 世俗的な; 平凡な, 想像力のない.
■当ブログについて
シルバーレイン内の日常、キャラ設定、
拙いアンオフィSSなどを書き散らすブログ。
シルバーレインをご存じない方はブラウザバック。
1991年9月27日生 16歳
ゾンビハンター×月のエアライダー
高校1年9組
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